国際協力機構(JICA)アフリカ部 採択事業現地調査 — ケニア(2012年5月)
2012年5月21日から31日まで、ケニア共和国ナイロビにてコーヒー農園、花卉栽培場、小規模農家と野菜店の視察と協議を行いました。その結果、コーヒー農園とバラ栽培場を運営する2社でヴェルデナイトを使った栽培テストを本年8月末から開始する事になりました。
コーヒー農園
ケニアのコーヒーの1/4はこの農園で栽培・加工され、出荷されています。
バラ栽培場
ケニアで栽培される花はオランダ市場の35%を占め、その内の75%がバラです。毎日150,000〜170,000本をヨーロッパ向けに出荷しています。日本でも、関西空港から輸入される約半分のバラはケニア産です。
ケニアでの栽培テスト実施(2012年9月)
今年5月の視察に続き、今回はヴェルデナイトを利用した「効果実証テスト」の実施の為に、9月1日から9日までケニアを訪問しました。
テストは、一日に170万本を生産するバラ切り花の大手メーカーと、栽培用苗木を4週間で18万ポットを生産するコーヒーの大手メーカーで実施しています。
バラ栽培場
大量の水を使うバラ栽培では、湖(ナイバシャ湖)の水位が下がり、また、化学肥料を大量に使う事での地下水等への影響が出ています。
ヴェルデナイトを利用した土壌改良が望まれます。
コーヒー農園
現在使用しているココピートの保水性があまり良くない為、使用前に塩化ナトリウムで洗浄除去作業を行っています。
育苗の比較を行う為に、社内既存の土にヴェルデナイトを混合して試験を始めました。